こんな悩みを解決できます!
社会人になってから3つの仕事を経験し、転職も3回以上経験した僕が解説します。
この記事を読めば、HSPの方が自分に向いている仕事、ひいては”天職”を見つけることができます。
HSPの提唱者であるエレイン氏の著書「敏感すぎる私の生かし方」(400ページ超えの本)を含む、合計3冊のHSP関連著書を読解した内容も含めて解説するのでHSPの方にはとてもタメになる内容です。
HSPとは?
HSP(Highly Sensitive Person:とても敏感な人)は、アメリカの心理学者でセラピストのエレイン・N・アーロンが1996年に提唱した概念です。
世界の約20%の人がHSPといわれています。
HSPの主な特性として「DOES」があります。
D:処理の深さ(Depth of Processing)
情報をより深く処理する
O:刺激に敏感(Overstimulation)
過剰な刺激にストレスを感じやすく、経験から刺激の強い状況を避ける (DOESのなかで唯一ネガティブな特徴)
E:情緒的反応(Emotional Reactivity)
いい経験も悪い経験も人より反応しやすい
S:些細なことにも気づく(Sensing the Subtle)
他人が見逃している些細なことにも気がつく (多くのHSPがこれこそが最大の特性だと考えている)
要約すると人一倍敏感で刺激に弱く、謙虚で思慮深く、想像力・創造力豊かで、共感力・洞察力が高い人のことです。
ちなみに僕自身もHSPのひとりです。
HSPの長所と短所
以下では、HSPの長所と短所を3つ紹介します。
HSPの長所3つ
①1つのことを深く考えることができる
様々な情報を多角的な観点からとらえ深くじっくり考えるため、質の高い決断ををくだすことができます。
ある問題に対し、他の人より遥かに多くの時間を費やして解決策を編み出す能力に長けています。
②感受性・創造性が豊か
「ミラーニューロン」(他人の意図や感情を察し、同じように感じ取る細胞)の動きが活発であるため共感力が高いです。
常に無意識的に情報を処理しているため「第六感」(直感)が働きやすく、クリエイティブなアイデアが浮かびます。
③他人が気づかない・気づこうとしない些細ところにも気がつく
良心的な性格なため、相手の気持ちを読み解いて配慮のある対応ができます。
他人が思いもしない些細なことに気がつき、改善策を立てることができます。
小さな変化や誤りに気づくのが得意なので、ケアレスミスが少ないです。(興奮状態の時を除く)
HSPの短所3つ
以下では、HSPの短所を3つ紹介します。
①ストレスを溜めやすい
刺激に敏感であるためストレスの耐性が低く、他人には些細なことだと感じることにも強いストレスを感じてしまい疲弊してしまうことが多いです。
頭の中で処理する情報が量が多いため、すぐに疲労を感じパフォーマンスが低下してしまいます。
②自尊心が低い
背景としてHSPは社会的要因(外向性や積極的であることを良しとする社会)で不当な扱いを受けてきました。
そのため、「今のままじゃだめだ」と自分に言い聞かせ、必要以上に高い基準を自分に設けてしまいます。
そして自分の理想と現実にギャップが生まれ、自分自身に失望し自尊心が低くなってしまいます。
③罪悪感や羞恥心を感じやすい
何か問題を起こしてしまったときに強い責任感を感じ、そのことが頭から離れなくなってしまいいつまでも引きずってしまうことが多いです。
自分自身を傷つけることで責任や失敗を正当化するという防衛反応の表れでもあります。
自尊心が低いことが、羞恥心や罪悪感を過度に感じてしまうことに拍車をかけています。
HSPに向いている仕事の特徴
以下では、HSPに向いている仕事の特徴を3つ紹介します。
特徴①正確さが求められる仕事
HSPは几帳面であり状況を綿密に考え最大限の対策をしてから行動するため、失敗するリスクが低いです。
事前に細かいことまで考えあらゆるリスクを想定しておくことは、HSPには遺伝子的に備わっている特性といえます。
特徴②独創的なアイデアが必要な仕事
HSPは外向的な能力は低い傾向がありますが、こと内向的な部分に至っては抜群の想像力や独創力を生かしてどこまでも内面世界を広げていける能力を持っています。
内面世界で生まれた独創的なアイデアを遺憾なく発揮できる仕事があれば、それはHSPにとって適職といえます。
自営業は煩雑でストレスが溜まりやすいイメージですが、一度環境が整えばHSPにとって筋の通った選択です。
時間・刺激・対応相手などを自分で決められるし、気を使う上司もいないため自分らしく仕事ができます。
特徴③仕組みやマニュアルを作る仕事
HSPは最前線で働くことをあまり好まないですが、これは多くのストレスを感じてしまうからです。
しかし誠実で思いやりがあるため、一歩引いて状況を俯瞰する”助言者”のような役割を好む人が多いとされます。
綿密に練られた仕組みやマニュアルを作り、最前線で働く人をサポートすることに喜びを感じるのは僕だけではないはずです。
HSPに向いていない仕事の特徴
以下では、HSPに向いていない仕事の特徴を3つ紹介します。
特徴①ノルマのある仕事
ノルマがあるとストレスを感じてしまい、達成できないとさらにストレスを溜め込んで疲弊してしまう可能性が高いです。
ノルマによって仕事の善し悪しを評価されたり仕事ぶりを見られたりすると本来の能力を発揮できなくなる人も多いです。
特徴②スピードが求められる仕事
物事を深く処理する傾向があるため、他人から見ると判断が遅いと思われてしまいます。
しかしこれは自分の中で最良の判断をくだすために必要な行程なのです。
他人に周囲に急かされると動揺して頭が真っ白になり、「すく」んで動けなくなってしまい著しくパフォーマンスが低下します。
特徴③人と直接関わる仕事/命に関わる仕事
共感力が高いがゆえ、他の人たちの気持ちを敏感に感じ取り、それに左右されてしまいます。相手の苦しみをひとごとと捉えることができず、些細なことであってもずっと考えてしまいます。
本来は誠実なHSPですが、人と接することで気が張ると心に余裕がなくなってしまい、配慮を欠いてしまい雰囲気が悪くなってしまうことがあります。
高すぎる共感力を生かしてサービス業をするHSPも多いです。(医療従事者である僕もそのひとり)
しかし人の役に立ちたいという気持ちが強すぎて、自分のことが後回しになってしまうと「燃え尽き症候群」になるリスクもあります。
HSPに向いている・向いていない仕事リスト10選
以下では、HSPの僕が選んだHSPに向いている・向いていない仕事リストを10選を紹介します。
向いている仕事10選
- エンジニア
- 経理、事務
- webマーケター・ブロガー・ライター
- デザイナーやイラストレーター、ハンドメイド作家、画家、ミュージシャン、カメラマン
- ライン作業
- 自動車整備士
- トラックドライバー
- データ入力
- 農業・林業
- 飼育員
向いていない仕事10選
- 保険会社・不動産会社
- 営業職
- 飲食店
- 教師
- ホテルスタッフ・受付
- 看護師・介護士
- アパレルスタッフ
- コールセンター
- 公務員(警察官、消防士など)
- 建設業
自分に向いている仕事を見つけるコツ
HSPはこの社会で不当な扱いを受けてきた方が多いと思いますし、僕もそうです。
そんなHSPの方が自分に合った仕事を見つけるには、まず『自分の棚卸し』をすべきです。
自分の棚卸しをすることで”自分が何をしたくて、何をしたくないか”という心の声(本音)が聞こえてきます。
あとはその心の声に従って行動していくだけです。
以下の記事が参考になります。
HSPにとっての”天職”とは?
ユング心理学において「個性化の過程」という概念があります。
個性化とはその人が「本来そうなるであろう究極の自分」になっていくことです。
人は使命を持って生まれ、その人生で課された問いの答えを追求しなければならないといわれています。
HSPにはもともと敏感性と直感力が備わっているため、自分の”天職”を追い求めることこそが使命だといえます。
そのため、過度のストレスを抱えるような仕事をする必要はないと思います。
HSPの天職は『ブログ』である
いきなりHSPの天職が『ブログ』と言われてもよく分からないという声が聞こえてきそうですが、理由はHSPとブログの特徴が全て合致している点にあります。
ブログがHSPと相性がいい理由
ブログがHSPと相性がいい理由は大きく6つあります。
総合的に言うと、ブログは
「好きなことをストレスなくできる仕事」
だと思っています。
僕の場合は「HSPである僕が本業をしながら副業ブログとNISA投資でバリスタサイドFIREし、HSPでもこの社会で自分らしくに生きられること伝えていく」ことが”天職”であり、HSPとして生まれた人生で課せられた使命だと考えています。
以下は、僕が使っているブログのサーバーです。
まとめ
僕は社会人になってから医療職以外にも居酒屋やコールセンターなど多くの仕事を経験した中で、最終的にブロガーという”天職”にたどり着きました。
タフでエネルギーに満ち溢れた人間になろうとするのはやめて、その代わりに自分を受け入れて自分に合った仕事をするようにしましょう。
そうすることで、大きな抑圧、速すぎるテンポ、まわりの敏感さを乗り越える必要がなくなり、自分が望んだ生き方ができるようになります。
ただし、あくまでも仕事というものは実際に経験して実感しないと自分に合っているか判断できないと思っています。
もしブログに興味があれば趣味感覚で無料で初めてみてはいかがでしょうか?(僕も初めは無料ブログでした)
※ブログについての詳しい解説は記事ができたら公開したいと考えています。
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