僕はHSPです。
社会の中で、“生きづらい”と感じながら生活をしています。いつも周囲に影響されてしまい、急かされ、疲弊してしまいます。
他の人と比べ失敗や間違いが多いので、職場でも上司によく怒られています。自分の思いどおりにいかない生活のため、自信がなくなり、自尊心もなくなり、“ダメ人間”だと自分を責めることが多々あります。
HSPや自己啓発の本を読んで勉強し、HSPと付き合っていく方法や自信の付け方について学びました。
しかしながら、HSPの気質は変えることはできないため、周りに焦らされたり怒られたりして疲弊する自分ををなんとかラクにできないかと考えていました。
そこで思い出したのは、故“斎藤茂太“さんの本でした。著者は精神科医であり、愛称は“モタ先生”です。著書は今でも多くの方に親しまれています。
斎藤茂太(さいとう・しげた) 愛称:モタ先生
精神科医、エッセイスト。大正5年、歌人・斎藤茂吉の長男として東京に生まれる。明治大学文学部・昭和医大(現昭和大学医学部)卒業。慶應義塾大学医学部にて精神医学を専攻した後、精神科斎藤病院に勤務。医学博士。精神科医として同病院名誉院長、日本精神科病院協会名誉会長などを歴任するかたわら、エッセイストとしても知られ、日本旅行作家協会会長など多方面で活躍。平成 18年逝去。『精神科医三代』『「うつ」と明るくつきあう本』『いい言葉は、いい人生をつくる』など、著作は二百冊を超える。
https://www.u-canshop.jp/mota/
モタ先生”流”の精神論や、焦り・不安・心配からラクになる方法をもとに、僕が実際に行ってよかった対処法について紹介します。
モタ先生に教わった、HSPがラクに生きられる方法について紹介していきます!!
HSPが『モタ先生流』でラクに生きられるわけ
モタ先生はおっとりとした性格で、笑顔で優しい雰囲気の方です。
モタ先生の本を読んで感じたのは、包み込むような優しさでした。
読んでいるとカウンセリングを受けているような気分になり、肩の荷が下り、リラックスし、前向きな気持ちになってきます。
モタ先生の教えは共感する部分が多く、HSPの気質ととても相性が良いと感じました。
特に、ゆっくり生きる・焦らない・心配しない この3つはHSPの僕が普段の生活でいつも望んでいることそのものでした。
この3つができるようになれば、HSPの僕が自分らしくラクに生きられると感じました。
「心配性・消極的(自信がない)・焦燥感」はHSPにだけのメリット
HSPの気質で抱きやすい感情が、「心配性・消極的・焦燥感」です。
僕はずっとこの感情に悩まされてきました。
何をするにもあれこれ心配してしまって行動できず、漠然とした焦りが襲ってきます。
それもそのはず、HSPにはこれらの気質が含まれているためなんです。
これらの気質はHSPに悪い影響をもたらしますが、モタ先生”流”では、これらの気質を思う存分生かして対処することで、自分らしさを取り戻すことができます。
HSPの気質は欠点ではなく、僕たちにだけしかないメリットです!
短所も裏返せば長所になります。
HSPは自分のダメだと思うところが多くあると思うので、それらを裏返せば長所になります。
これらの長所を前に向かう力に変えることで、自分らしさが取り戻せるようになります。
次に、具体的な対処法について紹介します。
「心配性・消極的(自信がない)・焦燥感」からラクになる方法
モタ先生からの教えは、ゆっくり力 と 心配ぐせをなおす 方法です。
①『ゆっくり力』
HSPは判断や行動が遅いといわれています。
その理由は、深く多角的に考えることができ、慎重であるためだと思います。
いまの社会では、基本的には欠点として捉えられてしまいます。
また、現代社会ははいつも時間に追われていて、イライラしストレスを抱え込んでいます。
僕はそんな社会から抜け出したいと感じています。皆さんもそうだと思います。
特にHSPは疲れやすいため、自分でゆっくり生きる力をつけなければいけないと考えています。
モタ先生は、『ゆっくり力』ですべてがうまくいくと言っています。
HSPは基本的に慎重で心配性なもの。ゆっくり生きることはHSPが自分らしさを取り戻すために大切なこと
地位やメンツに縛られず、自分だけの個性を解放してあげることで、楽しく人生を歩める
たった一度だけの人生を丁寧に、大切に生きること。そこに、何ともいえない豊穣なものがある
- ”善きことは、カタツムリの速度で動く” (インドの哲人 マハトマ・ガンジー)
…急いではいけない。早く結果が出ることばかり望んではいけない。ゆっくり、ゆっくりでも力が 集まり、努力が積み重ねられれば、それは必ず大きな力となってよい結果を生み出す。
- 「ゆっくりする」ためには、そのための準備が必要になる。
…やるべきことは、すぐにやってしまい、心の中から「気がかりなこと」をなくしておく。
「ゆっくり力」は地道な努力を続けることで身についていきます。
次に、「ゆっくり力」を身につけるための具体的な方法について説明します。
②『心配ぐせを直す』
僕は昔から自尊心が低く、なんでも後回しにしてしまっていました。
親からいつも怒られていて、自分でも自分のことを”ダメ人間”だと思い続けてきました。
「ぐずな人」は、内心は急かされているため、ずっと心のストレスをためています。
心配性や焦燥感からラクになるには、不安材料を努力目標として掲げ対処することが重要です。
心配するだけで失敗を回避する行動をしないと、後悔ばかりで「自分はダメな人間だなぁ」と、
自身の人格や能力をおとしめるような思いにとらわれてしまうだけ
•人生は心配事という試験の連続
…直面する問題の一つひとつが、自分を成長させる心のよりどころとなる。
•「人事を尽くして天命を待つ」
…心配事を不安材料として掲げ、結果は天に任せるという境地に達するまで努力を怠らない。
不安で焦りながらの毎日ですが、自分なりに努力しています。
まとめ
HSPが「心配性・悲観的・焦燥感」からラクになる方法について紹介しました。
自分らしさを取り戻しラクに生きるためには、気質をメリットと考え、不安材料を努力目標として掲げ、後は天に任せるというスタンスが合っていると考えます。
いつも不安な気持ちと向き合う毎日ですが、HSPの僕なりの「ゆっくり力」を身につけていきたい思います。
モタ先生はHSPの自分にとって考え方がとても合っている方だと感じています。多数の著書がありますので、気になる方はぜひ呼んでみてください。
次の記事は、HSPの心を支えるために必要な”自尊心”について紹介していますので続けてご覧下さい。
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